出雲市の観光振興について

次に、2番、南 浩二議員。

2  番(南 浩二君) 登壇 議席番号2番、政雲クラブの南 浩二です。事前通告に従い、1項目について質問いたします。

内容は、出雲市の観光振興について伺いたいと思います。

令和5年度(2023)の施政方針において市長は、「期待(来たい)が膨らむ観光のまち出雲」と題して、新たな観光戦略で本市が目指す姿、価値として、周遊滞在、消費促進、高付加価値化、通年化などによる、出雲力を生かした経済効果の最大化と中山間振興や産業振興、関係人口の創出、自然や文化の継承など、観光を活用して多様な地域課題へ貢献することを掲げて取り組むとし、具体的にはまず、観光客が周遊、滞在、消費をしやすいよう、観光施設情報等のDXを推進するとともに、バスツアー等により交通手段の充実を図り、移動の円滑化に取り組むと言われました。

次に、「365日楽しめる出雲」と「第二のふるさと出雲」をコンセプトとして、市内消費の拡大や関係人口創出につながるような戦略的コンテンツの充実と、高付加価値化に取り組むことと、平成26年度(2014)に日本遺産の認定を受けた「日が沈む聖地出雲」については、さらなる波及効果の拡大等に取り組み、再認定を目指すとのことでした。

情報発信においては、SNSイズモ365(仮称)を開設し、出雲ファン個人にダイレクトにアプローチすることで、ロイヤルカスタマーの獲得や関係人口の増加を目指すことと国内旅行者も含め、大阪・関西万博の機会を生かした誘客に取り組むとのことでした。

そして、これらの取組を効果的に実施し、地域と観光客がウィン・ウィンとなる持続可能な観光地づくりを推進するため、官民の多様な関係者との情報共有・連携強化やマーケティング体制の強化に取り組むことを示されました。

そこで、私は、まず出雲市における観光の現状を把握するために、近年の観光入込者数と宿泊者数について調べてみました。

観光入込者数については、平成24年(2012)までは延べ1,000万人に満たない数字でしたが、出雲大社の本殿遷座祭が執り行われた、今から10年前の平成25年(2013)に観光入込客数が延べ1,500万人を超え、その後も、コロナ以前の令和元年(2019)までは1,100万人から1,300万人台で継続して推移し、コロナ禍が始まった令和2年(2020)、3年(2021)は、800万人台に落ち込んだことを除けば、総じて年間1,200万人前後で推移していました。

また、市内の宿泊者数については、一番実績の多い令和元年(2019)が約79万人、令和2年(2020)が約55万人、令和3年(2021)は約58.5万人の実績でした。

これらの実績に対して昨年策定された出雲市総合振興計画「出雲新話2030」と、その前期基本計画を読んでみますと、令和4年(2022)から令和11年(2029)までの8年間の交流人口の目標は、延べ1億人とされており、令和11年(2029)には年間1,300万人の目標になっています。

一方、宿泊者数については、令和6年(2024)の目標が80万人、令和11年(2029)が100万人となっています。

こうした現状と目標及び施政方針を踏まえて、今後の出雲市の観光振興について質問していきたいと思います。

まず1点目の質問は、出雲市の観光について、現状をどのように認識しておられますか。また、どのような課題が見えてきているのか伺います。

2点目の質問は、初計画の目標を達成する上で、重要な要素となる出雲市内における宿泊能力増加と閑散期(冬季)における観光入込客の増加対策について伺いたいと思います。

質問に入る前に、これからの観光振興に欠かせないインバウンド対策について、振り返っておきたいと思います。

出雲市では、台湾やフランスを主なターゲットとして誘客を展開していることと思いますが、特に台湾については、本年2月に松江市などとともに台湾に出かけて、誘客に係る現地商談会を開催されたと伺っております。今回質問するにあたり、観光関係者に聞いて分かったのは、台湾人が日本を訪れたいと考える観光シーズンは主に秋だということであります。日本の秋は周知のとおり、国内各地でも、出雲地方でも観光のハイシーズンとなります。しかしながら、出雲市内では、古事記編纂1300年や出雲大社本殿遷座祭などを契機として、多くの旅館やホテルが新増設されましたが、現状では、まだまだ宿泊能力が不足しており、市外へ宿泊客が流れていると言われております。

こうしたことを踏まえて伺いますが、現在、出雲市内における宿泊施設の増設や新設の動きについて把握している事案があれば、支障のない範囲でご答弁いただきたいと思います。

また、総合振興計画の宿泊者数の目標を達成するために、新たな宿泊施設の誘致や、既存施設に対しての増改築の働きかけや、関連した新たな政策を構築するお考えがあるのか伺います。

次に、閑散期対策について伺います。

出雲市における観光の閑散期が冬季であることは、観光動態調査の月別の実績を見ても明らかであります。冬の出雲市の魅力を見つけ出し、観光客を増やしていくことは容易ではありません。ただ、人間は非日常を求めて観光に出かけるとするならば、そこにヒントがあるかもしれません。私は最近、そのヒントの中に、外国人を対象とした観光があるのではないかと思うようになりました。つまり、冬のインバウンドの推進です。

出雲市民にとって当たり前の冬の風景、冬の味覚、冬の過ごし方であっても、台湾人やフランス人にとっては非日常なことではないのか。こうしたところに目をつけた旅行商品を作って商談会に臨めば、差別化できるのではないかと思っています。

年間の交流人口1,300万人と宿泊者数100万人を達成するためにも、閑散期にインバウンドを推進することが一つの方策であると思いますが、その辺りの誘客戦略や課題について、執行部のお考えがあればお聞かせください。

次に、3点目の質問は、施政方針の中に「新たな観光戦略」という言葉がありましたが、新たな観光戦略という以上、これからの出雲市の観光産業をどのように成長させていくのか、長期ビジョンや方向性、課題、計画、目標をどのように達成していくのかなどを細かく記した、観光に特化した基本計画のようなものがあるだろうと思い、事前に観光課にも問い合わせてみましたが、平成21年度(2009)から30年度(2018)までの10年間の期間を対象にした、出雲市観光基本計画を平成21年(2009)に策定して以降は、昨年策定した「出雲新話2030」の前期基本計画に方向性などは少し記してあるのみで、私が探しているようなものは現状、ないとのことでした。

私のイメージでは、観光産業は、市が基幹産業と言われる第一次産業と同じくらい重要な産業だと認識しております。

コロナの感染症法上の位置づけも5類となり、コロナとともに変化をしてきた旅行スタイルも見えてきた中で、新しい観光のスタートを切る意味でも、きちんとした成長戦略を策定した上で、計画にのっとって、きめ細かな施策も組み立てるべきと思いますし、さらには、こうしたものあるがあることで、官民の多様な関係者との情報共有、連携強化にもつながっていると考えますが、見解を伺います。

以上、3点についてご答弁をお願いいたします。

議  長(板垣成二君) 神田観光交流部長。

観光交流部長(神田圭子君) 登壇 それでは、南議員からの出雲市の観光振興についてのご質問にお答えしてまいります。

初めに、出雲市観光の現状認識と課題についてです。

市では、出雲市総合振興計画「出雲新話2030」に掲げた「期待(来たい)が膨らむ観光のまち出雲」の実現に向け、2025年大阪・関西万博も見据えた、今後3年間を社会経済の再生と、さらなるステップアップを図るべき重要な期間と捉えています。国内外からの観光客の受入環境整備や、誘客情報の発信等を加速させることとしています。

また、この絶好の機会に、「観光」を活用した中山間地域振興や地域公共交通の維持、産業振興、関係人口の創出、自然や文化の継承など、多様な地域課題に貢献する取組を進めたいと考えています。

このような中で、出雲大社をはじめとする歴史文化や海・山・湖など美しい自然・景観は、観光資源として非常に恵まれております。それにもかかわらず、通過型の観光にとどまっている点が本市の課題と認識しております。

コロナ前の令和元年(2019)、先ほど議員がご紹介されたように、出雲大社を中心に、年間1,200万人を超える観光客をお迎えしておりましたものの、80万人程度しか宿泊されておらず、市内での訪問箇所数も、日帰りや1泊のお客様で平均1.3か所、2泊以上の方でも平均1.4か所と少ない状況です。

あわせて、県外から本市を訪れた人が県内で消費された金額も、宿泊の方で客2万5,000円程度、日帰り客については6,000円程度と、全国平均の半分以下にとどまっております。

海外から日本を訪れるインバウンド誘客については、島根県は、県別の宿泊客数が全国最低水準にとどまっており、本市の外国人宿泊客数は令和元年度(2019)に1万1,552人まで伸びましたものの、コロナ禍の最近2年は1,000人台にとどまっております。現時点で徐々に回復の兆しが見られておりますが、他の地域と比べて回復が遅れております。

次に、市内での宿泊施設の誘致や閑散期のインバウンド推進についてお答えいたします。

市内の宿泊施設は、近年、大社地域や出雲市駅周辺などを中心に増えており、総定員も、ここ10年で約1,000人増えまして、昨年度末時点で約5,600人となっております。

最近では、本年3月に日御碕地区でグランピング施設が、5月には多伎地域に、間近に海を眺めることのできるホテルが開業しましたほか、9月には出雲大社神門通りにも新たなホテルが開業予定であり、多様なニーズを捉えた施設整備が進んでおります。

昨年度の市内宿泊施設の平均稼働率は、全国平均並みの4割程度ですが、夏休み時期や「神在月」シーズンをピークとする繁忙期には、出雲市駅周辺などで予約が取りにくく、近隣の市や町へ宿泊客が流出しているとの声も聞いております。市内全域での受入れができる体制づくりや、冬場の閑散期における集客が課題となっております。

今後はデジタル技術を活用し、例えば、エリア内の宿泊施設の空き状況を一括して把握できるシステムの導入などにより、全体的な稼働率の向上を図る必要があります。

また、先ほど触れていただいた「365日楽しめる出雲」「第二のふるさと出雲」をコンセプトに、地域の多様な素材を生かした体験コンテンツを充実させるとともに、バスツアーなどを組み合わせることで周遊範囲を市内全域に広げ、滞在時間を延ばすことにより、「ぜひ出雲でもう1泊したい」と思っていただけるようにすることが大切と考えております。その際には、観光事業に関わる方々や旅行会社などにも意見を伺いながら、消費者にとっても、よりよいものに磨いていきたいと考えております。

インバウンド誘客につきましては、眺望のよい、ゆとりある客室や個室の露天風呂を備えたり、こだわりの食事を提供するなど高付加価値な宿泊施設が増え、受入環境が整ってきております。

これまでの広報活動により認知度が高まりつつある、台湾をはじめとする東アジアとフランスを主要ターゲットに、出雲への旅を具体的にイメージできる情報発信を続けていきたいと考えております。

さらに、2025年大阪・関西万博を見据え、関西、山陽方面からのツアー造成の促進を含む補正予算を今議会に提案しており、実際の来雲につなげていきたいと考えております。実施の折には、春節ですとか春のバケーションシーズンといった、国別に効果的な時期なども捉まえて進めていきたいと考えております。

このほか、既存施設の改築支援につきましては、日御碕地区では、環境省の「国立公園利用拠点滞在環境等上質化事業補助金」を活用し、客室やトイレの洋式化など支援を複数の施設で実施いたしました。廃業していた施設の撤去費を補助し、新たな施設の立地につながったものもございます。

現在も国の支援を活用した宿泊施設等の高付加価値化に向けた調整を進めておりまして、意欲ある事業者の後押しをしてまいりたいと考えております。

なお、宿泊施設の新築並びに客室数、または収容定員が1.2倍以上となる増改築については、宿泊機能強化対策事業補助金として、建物に係る固定資産税相当額を3か年交付することにより、市内の宿泊機能の強化を図っております。

最後に、観光産業の成長戦略の策定と多様な関係者との連携強化についてです。

さきに述べましたとおり、最上位計画である「出雲新話2030」に基づき、令和7年度(2025)までの3年間、当面のコロナ禍からの回復を「新たな観光戦略」に基づき、スピード感を持って進めることとしており、デジタル田園都市国家構想交付金(地方創生タイプ)などを活用した事業を展開しております。

今月末には庁内の推進本部を立ち上げ、まずは市役所内部で、部局を越えて「観光」に関連する施策を推進するとともに、課題の検討を進めていきます。

この中では「地域の総力戦で挑む観光地経営体制の構築」を目指して、観光協会はもとより、地域の多様なプレーヤーの方々、商工団体、農林水産業など幅広い分野の取組と連携を図りながら、官民挙げて進めていきたいと考えております。

以上、答弁といたします。

議  長(板垣成二君) 南議員。

2  番(南 浩二君) 丁寧な答弁をありがとうございました。何点かの質問をしたいと思います。

今後、市内への周遊や滞在、消費をより促進するため観光施設情報等の、先ほど説明もありましたけども、DXを推進するなどの取組を市が進めていくことは重要だと思いますが、一方で、各地域も今以上に、それぞれの魅力を磨き、少しでも交流人口を増やせるような取組を地道に進めていくことも重要だと考えています。

例えば斐川町にある万九千神社は、平成26年(2014)に執り行われた136年ぶりの遷宮を経て、平成27年(2015)に約5万人だった観光入込客数が、令和元年(2019)に約6万7,000人、令和3年(2021)は約7万7,000人と、コロナ禍の中でもどんどん伸ばし、令和4年(2022)は、ついに8万人を超えましたが、こうした要因について、公共交通などもない中で増え続けている優良事例の分析を市は、きちんとされているのでしょうか。

私は、こうした事例をきちんと分析をしながら、参考にできるところは、市が各地域や市内の観光関連団体などにも情報共有し、周遊滞在が進むよう、市と各地域、民間団体等がそれぞれ役割分担の上で、お互いに努力をしていくことが、ひいては地域と観光客がウィン・ウィンとなる、持続可能な観光地域づくりにもつながっていくと考えますが、この辺りの現状と考え方について伺います。

議  長(板垣成二君) 神田観光交流部長。

観光交流部長(神田圭子君) ご紹介いただきました万九千神社の入込につきましては、確かに近年、非常に増えておられます。春の例祭に合わせて、出雲の酒と食の祭典「おおなほらひ」ですとか、夏祭りの「からさでマーケット」など、地域と連携した催事が四季を通じて開かれていることから、たくさんの方が足を運んでいらっしゃるものと承知をしております。

また、神楽ですとかそういったもの、出雲神話、祭りなどを学ぶ、そういった講座なども定期的に開いておられるということで、多くの地域住民の皆様、そして観光客の方が、繰り返し訪れていらっしゃるものと承知しております。

このように地域の方と触れ合う場というのができることは、観光客の方が繰り返し行ってみたい、時期を変えてまた訪れてみたいというきっかけの、非常に大事な取組だと思いますので、「第二のふるさと出雲」のコンセプトの下で、市としても重きを置いていきたいと思っており、参考にさせていただきたいと思っております。

以上です。

議  長(板垣成二君) 南議員。

2  番(南 浩二君) ありがとうございました。令和7年(2025)には、佐田町にある須佐神社の遷宮も控えていると伺っております。地域の機運も盛り上がる、大変貴重な機会になりますので、ぜひとも市が主体的に、こういったところでも官民一体となって周遊・滞在が進むような取組を前に進めていただきたいと、そのように思います。

次の質問なんですけれども、観光客が多いシーズンの受入体制について、県道や市道の案内看板が分かりづらいといった声が現場からあるほか、空港バスを利用する際に、車内でキャッシュレス決済ができるようにしてほしいといった声が多々あります。

また、観光には欠かせないタクシー業界、飲食業界については、皆さんご存じのとおり、人手不足やコロナ禍などの影響で、疲弊しているといったことも伺っております。この辺りについてインバウンドも見越した上で、どのような課題認識を持っておられるのか伺いたいと思います。

議  長(板垣成二君) 神田観光交流部長。

観光交流部長(神田圭子君) ご指摘の諸課題につきましては、道路管理者、あと交通機関とか交通産業、そういったものにも非常に関わってまいります。市でも複数の部署が関係してまいります。こうした課題につきましては、先ほど申しました庁内の推進本部の中でも、恐らく優先的に取り組む課題として、全庁的に考えていきたいと思っております。

以上です。

議  長(板垣成二君) 南議員。

2  番(南 浩二君) ありがとうございます。

次の質問です。

冬季対策については、冬の出雲グルメキャンペーンなど、官民一体となって努力をしていることは聞いていますが、ある現場の関係者に話を伺ってみると、人は寒い時期に、なかなか動きづらい、いつでも食べることができるようなものではなく、例えば出雲の冬といったらカニといったような、冬の時期しか食べることができない目玉がなければ、人を呼び込む動機づけは厳しいといった声もあります。

こうした課題については、自分としては成長戦略を策定する中で、俯瞰的な計画も立てた上で官民を挙げて、長期的に食のブランド開発に取り組んでいく必要があると思っているんですけども、その辺りをもう一度、見解をお聞かせいただきたいと思います。

議  長(板垣成二君) 神田観光交流部長。

観光交流部長(神田圭子君) ご紹介いただきました冬の出雲グルメキャンペーンですけれども、地元山陰の食材や特産品を用いて、冬の出雲ならではのお料理を市内の店舗、昨年度は82店舗でご提供いただきまして、広く情報発信に役立ったと思っております。

また、昨年度からは「出雲そば旅」とも連動させまして、本市の特産品である「出雲そば」、これは秋から冬にかけて新そばも出回って、非常においしい時期になりますけれども、そういったもののPRですとか、そば店・観光施設巡り、そば打ち体験など、体験のほうも絡めてアピールをしております。

現時点で、この食材というふうに、重点的にという考えは今のところ持っておりませんけれども、両方の事業を関わってくださる飲食店とか、生産者の方、そういった方とも相談をしながら、相乗効果を高めて事業を実施してまいりたいと思います。

ご指摘のように、食というのは観光にとって非常に重要な要素でありまして、生産者の皆様や各お店さんともしっかり連携を図っていきたいと思っております。

以上です。

議  長(板垣成二君) 南議員。

2  番(南 浩二君) ありがとうございます。ぜひとも前に進めてもらいたいと思います。

それから、少し前の新聞に、観光庁の地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり事業のモデル観光地に島根、鳥取が選ばれたとありましたけども、出雲市として承知をしているのか。また、出雲市や市内の民間企業などは、どのような関わりを持っておられるのか。内容や組織構成含めて、答弁できる範囲で伺いたいと思います。

議  長(板垣成二君) 神田観光交流部長。

観光交流部長(神田圭子君) 本年3月に「鳥取・島根エリア」としまして、観光庁の「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり」のモデル観光地に、全国11地域の一つとして選定されております。これによりまして、観光庁から専門人材の派遣ですとか市場調査の実施など、集中的な支援をいただけるものとなっております。

具体的には、事業申請の代表主体が、島根県側は、島根観光共同企業体設立準備協議会が中心となった民間の団体になりまして、マスタープランの策定ですとか、観光地経営を行う体制構築、また、食の磨き上げや人材育成などに取り組まれるというふうに聞いております。

4月の下旬には、両県でキックオフミーティングが行われておりまして、その後、鳥取県とも意見交換を行いながら今、事業の準備をされており、当面は、来年2月までにマスタープランを策定していくというお話を伺っております。

本市は、連携する地方公共団体として参画しておりまして、団体と情報共有をしながら、取組の推進に協力していきたいと思っております。

以上です。

議  長(板垣成二君) 南議員。

2  番(南 浩二君) ありがとうございました。

最後に、閑散期対策と市内周遊や滞在時間が伸びるような取組について、少し提案をして終わりたいと思います。

ご存じとは思いますが、「幸せのご縁を結ぶ旧暦出雲の神在社巡拝」と題して、旧暦の神在月に、八百万の神々が立ち寄られる出雲大社、日御碕神社、朝山神社、万九千神社、熊野大社を巡ると、ご巡拝記念印をもらえるような取組が、この5社でされています。

こうしたことからヒントを得て、冬などの観光客が少ないシーズン限定で、観光客だけでなく、近隣住民も含めて、こうした神社を楽しく学びながら周遊できるような取組を考えてみられてはいかがでしょうか。

また、市内を周遊する取組だけでなく、出雲大社のお膝元である……周辺の町並みを、もっと観光客に歩いてもらえるような取組も考えてみられてはいかがでしょうか。

例えば、出雲大社を参拝される観光客に、出雲ならではの八百万の神々の息吹をもっと感じていただけるような取組として、グリーンスローモビリティなども上手に活用しながら、神迎神事が執り行われる稲佐の浜から神迎の道をたどった上で、出雲大社を参拝してもらえるよう、神迎神事を追体験できるような取組を考えてみるのはいいかがでしょう。

もちろんできること、できないことはあると思いますが、大切なことは、出雲にしかできないオンリーワンを突き詰めて、考えて取り組んでいき、一過性では終わらせないことが重要だと思います。

そのことが、ひいては交流人口や出雲ファンを増やしていくことにもつながっていくことになると思いますので、ぜひとも今後とも出雲市の観光振興について、オンリーワンの取組を考えていただきながら、前に進めていただきますようお願いをして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

議  長(板垣成二君) 以上で、2番、南 浩二議員の質問は終了いたしました。