新規就農者の確保・育成について

質問は、新規就農者の確保、育成についてです。
出雲市の統計データによると出雲市の農家数は、平成17年に9,185戸だったものが平成27年には6,813戸となり、10年間で2,372戸減少しております。
一方、出雲市まち・ひと・しごと創生第2期総合戦略によると、出雲市の認定新規就農者数は、平成26年~平成30年までの5年間の合計が24名で、現在、市では、令和6年度末の目標として、年平均5名増を掲げておられます。
市長が施政方針でも示されたように、農業など第一次産業には、安全・安心な食料を供給すること以外に、緑と水の豊かな美しい自然景観を保全している
面や、地域の祭礼・行事や伝統芸能などの特色ある歴史文化の保全など、多面的な機能があります。
私は、こうした農業の多面的な機能を生かしていきながら、基幹産業である農業を維持・発展させることが、多くの課題を抱えている出雲市の様々な地域
の生活や景観を守ることにもつながっていくと考えております。
そのためにも新規就農者を確保・育成していく取組を進めていく際に大切なことは、数少ない新規就農者が離農することなく、認定新規就農期間中に給付
される給付金の支給が終わるまでに、経営のめどが立っていることだと考えます。
しかしながら、私の周囲の認定新規就農者や経験者に話を聞いてみると、現実には当初の事業計画どおりにならないことが多く、その原因として共通し
ていたのは、認定を受ける事業計画に現場の視点が足りないのではないかということを感じました。
現在、市では、県やJAと連携しながら、新規就農者に対する相談・研修・フォローアップ体制の充実を図るなど様々な支援を行っておりますが、新規就
農者の自立をより支援していくために、新規就農者の心情に寄り添うことができ、また、現場で生じる課題を同じような立場で理解をしている認定新規就農者の経験者の知見や経験を、認定新規就農者を目指す新規就農者が事業計画を作成する段階から生かしていく新たな取組も必要だと考えます。
例えば、認定新規就農経験者を核にした、出雲の農業を元気にしたいといったような任意団体があり、その団体から認定を目指す新規就農者のフォローを
したいといったような申出があった場合、市として連携していくことは可能なのか、見解を伺います。ご答弁お願いします。


金築農林水産部長

農林水産部長(金築真志君) 登壇 南議員から頂きました新規就農者の確保、育成について、新規就農経験者の知識を生かす取組に関するご質問にお答えをい
たします。
本市では、新たに就農を目指すという方から相談があった場合に、その時点から県やJAと連携したサポート体制を構築しておりまして、就農計画の策定
支援や技術習得のアドバイス等、相談者の実情や希望に合わせた支援を行っておるところでございます。
就農後も、就農者個別の支援チームを組織しまして、認定新規就農者としての期間が満了するまで5年間、経営目標の達成に向け、栽培方法や経営改善に
関する指導を継続して行っております。
具体的には、少なくとも年2回程度は面談を実施して、経営状況の確認や個別の相談を受けているほか、課題がある項目については、支援チームで分析し
た上で、アドバイスを行っておるところでございます。
また、就農2年後には中間審査を行って、経営計画の進捗状況を、確認をさせていただいております。
本市でこういった支援チームといった取組を行う中で、議員ご提案のように、就農経験者としての知見をこれから農業経営に取り組むという方に伝えていただくことは、大変有効であると考えております。そのような活動について、市としても、ぜひ協力・連携をさせていただきたいと思っておるところでございます。

南浩二
前向きなご答弁ありがとうございました。